パリスタイルとは 〜花のあるゆたかな暮らし〜
- atelierfelicidade3
- 2022年12月21日
- 読了時間: 3分
更新日:2023年1月6日
週末に友人たちと過ごす用に、インテリアのデコレーションとして、また自分用に・・・
特別な時だけでなく、日常的に花のある暮らしに親しみ、自然をこよなく愛するパリの人々。
自然の風景を切り取り愛でるように・・・そのようなナチュラルなアレンジスタイルがパリスタイルです。

パリスタイルといっても、フローリスト一人ひとりの個性がそれぞれのスタイルを作り出しています。
パリスタイルの定義、というより傾向としていえることは、沢山の花を溢れるように使うことと、パリの人々が愛する自然をイメージしてグリーンやナチュラルな雰囲気を大切 にしていることが挙げられます。
色鮮やかな花を豊かに使い、グリーンは少なめ、きっちりとした形にまとめられているイギリスなどのスタイルとはまた異なり、ナチュラルな雰囲気を出すために動きをつけたり、余白、空間を残していることもパリスタイルの特徴と言えるかもしれません。
パリスタイルに革命をもたらしたフローリストが、ジョルジュ・フランソワとクリスチャン・トルチュです。
ジョルジュ・フランソワは、多く作られ愛されている丸い形のブーケ(ブーケロン)を生み出したフローリストです。ブーケロンは今では、世界中のフローリストが学ぶベーシックなスタイルの一つとなっています。
もう一人は、クリスチャン・トルチュです。
技巧的なスタイルが多かった中でトルチュは、切り花として価値が見出せないような雑草のようなものにも自然の美しさがあるとし、あらゆる植物の美しさ、ありのままの自然の美しさをブーケにしました。
パリスタイルでよく使われるバラ、ラナンキュラス、シャクヤク・・・
同じ花でも、作りたい雰囲気、思い描くイメージは人それぞれで、パリスタイルは作り手の感性、個性がブーケにあらわれるともいえます。
一つ一つの花。
その美しさを心から美しいと感じ、自分の感性も大事に花を束ねていくことは、自分らしい美しさを表現、自分の世界を創造し、美意識を高め磨いていくこと。
そうして出来上がったブーケを眺めたり贈ったりすることで、自分や大切な人、周りの人にも幸せが花開き、循環していく・・・
花を束ねることは、彩り豊かな人生を紡いでいくことにも通ずるように思います。
Color your days with Flower and Art...
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