ルノワールの色彩〜白〜
- atelierfelicidade3
- 2024年4月19日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年6月2日
「絵画は壁を飾るものだから、それは綺麗で明るく楽しいものでないといけない」
そう語ったルノワール。

Luncheon of the Boating Party (1881)
The Phillips Collection
美しい色彩と軽やかなタッチで描かれたルノワールの作品は、私たちの心を温かくします。
ルノワールの画家の原点は、13歳から働き始めたセーヴル焼きの工房での絵付け作業。

純白の磁器に花模様を描き、最も技術を要するマリー・アントワネットの肖像をティーポットに描く仕事を任されていました。
しばらくして工業化の波が工房にも及び、ルノワールは職を失うことになります。
看板などの装飾を手掛け、それで得た給料を絵画の学びに費やし、画家へ転身したのは20歳の頃。

The Swing (1876) Musee d'Orsay
豊かな色彩があふれるルノワールの作品。
美しい色を一際引き立てているのは「白」です。
「色の魔術師」と呼ばれるルノワールの作品に表れる「白」は、
モチーフを引き立てる役割を担っています。
モデルが着るドレスや、画面いっぱいに描かれた花・・・
美しい色を引き立てるように、真っ白な磁器に絵の具をのせるように・・・
キャンバスに幸福感あふれる絵画を描いたルノワールに思いを馳せながら・・・

Spring Bouquet (1866) Fogg Art Museum
Art Inspiration for Flowers...
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